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今日、ようやくお盆の墓参りを済ませた。娘のお盆中とその後の都合がなかなかつかなかったからだ。今年の墓参は何としても娘の同伴が必要な事情があった。
娘の縁談がようやく整ったようだ。ここのところ娘は土日の週末はほとんど彼と一緒に結婚式の打合せで出払っていた。来月には双方の両親の顔合わせも求められている。いよいよ本物だ。それにしても何という時代の変化なのか。私たちの婚姻は、そのほとんどを両親たちが仕切っていた。挙式の形態、式場選び、媒酌人、披露宴招待者などを両家がお膳立てして、本人たちはレールに乗っかっておれば良かった。今や様変わりしている。本人たちがそれらを決めて準備し、両親がレールに乗っかっている。
晩年を我が家で過ごした母は、最後の数年間を4人の孫のうちの唯一の孫娘である娘とも一緒に暮した。それは娘に恵まれなかった母にとっていいなぐさめになったのではないか。それだけに孫娘の結婚は気がかりだったに違いない。その母が他界して既に10年になる。母にとっての「待ちくたびれた報告」を孫娘から直接させたいと思った。父とともに眠る母の墓前で娘がどんな風に報告したかは知る由もない。
墓参の帰りに弟宅に立ち寄った。姪の縁談を報告するとともに挙式への参列を依頼するためだ。1時間余り滞在後、帰宅途中で昼食をとった。「そば切り 稲美」という待合室で数組が待つ繁盛店のお蕎麦屋さんだった。「アナ重とざる蕎麦御膳」を注文した。香ばしい播州名物のアナゴの重箱に腰の強いざるそばがセットされていた。母娘が注文した5品の蕎麦料理にお蕎麦がつくつつじ御膳にも二人は満足の様子だった。
久々の家族三人揃った外出を終え、2時過ぎに帰宅した。
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