禺画像]
薄暗さの残る晩秋の早朝だった。この時期にはデジカメは必携だ。カワセミの出没が期待できる季節である。有馬川の川面に目を凝らしながら歩いていた。遠方の川面に頭を出した大石に黒い粒が乗っかっている。瞬時にカワセミだと分かった。「有馬川のカワセミウォッチャーとしてはなかなかのもんだ」とは内心の呟き。
足音を忍ばせながら、今回の画像収納の困難さを予感していた。ここ何回かの遭遇でつがいのカワセミと単独のカワセミの習性の違いを学んでいた。つがいの悠長さに比べ単独の敏感さはあきれるほどだ。ピントを合わせやすいズームレベルで辛うじて1枚をキャッチした。更にズームアップしてシャッターを押そうとした瞬間、一直線の水平飛行で飛び去った。ヤッパリ。
セコメントをする