プレゼン「有間皇子の足跡」に着手
2014-06-12


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6月28日に市民ミュージカル劇団『希望』後援会主催で、「有間皇子を訪ねる会」を開催する。8月末にいよいよ本番公演を迎える創作ミュージカル有間皇子物語のプレイベントである。
 基調講演でNHKテレビ「兵庫史を歩く」のナビゲーターとして著名な田辺眞人・園田学園女子大学名誉教授の「『日本書紀』が記す孝徳天皇の有馬来訪」をテーマに話をしてもらう。続いて私から「『有馬郡誌』による有間皇子の有馬郡の足跡」をテーマにプロジェクターでプレゼンする。最後に井劇団代表から「ミュージカル有間皇子物語」の見どころや概要をガイダンスしてもらう。
 慌ただしい毎日に追われてプレゼンのデータ作成を先送りしてきた。開催日まで2週間余りに迫りようやく着手した。有間皇子の生涯をトレースし、作成した近畿の古地図にその足跡を記してみた。マッピングされた足跡の少なさが、わずか19年間の短かい生涯を物語っている。誕生から非業の死を迎えるまでの史実もまた数少ない。多くは伝承の類である。唯一、万葉集に収録された二首の歌が万葉歌人としての皇子の存在感を際立たせている。二首の歌はともに間近に迫った死を覚悟した哀しさ溢れるものである。「悲劇の皇子」のゆえんである。
[ミュージカル劇団]

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