抱っこの数だけ募る愛しさ
2015-11-29


禺画像]
初孫・花ちゃんが我が家の住人になって6日目である。すっかり花ちゃんのいる風景に馴染んできた。花ちゃん中心の生活リズムも定着しつつある。ここのところ家に居ることが多かったリタイヤじいちゃんの出番も増えてきた。
 今朝、色んな事情が重なって1時間ばかりじいちゃんが面倒をみることになった。娘からむずかっていた花ちゃんが渡された。不思議なことに泣き声が止んだ。抱っこして立ったまま小さく上下動すると機嫌が良くなることをこれまでの抱っこ体験で学習していた。しばらく続けた後、ソファーに座っても至ってご機嫌である。花ちゃんはじいちゃんになついていると口にすると、娘が異を唱えた。「お乳の匂いのする母親に抱かれるとお乳欲しさに赤ちゃんはよく泣くんやて。お乳の匂いのしない人にはそれがないだけ」。多少抵抗がないわけではなかったが、自分が抱き上手とうぬぼれるほどの自覚もない。
 ソファーに座り上から間近に花ちゃんの様子を窺う。赤ちゃんの表情の豊かさに驚かされる。じっと目を凝らして何かを見つめている。手足をばたつかせて何かを訴える。小さな手を口元に運んでおしゃぶりする。可愛らしくあくびをし、クシュンと顔をしかめてくしゃみする。首をそらしてそっくり返る。思いの外強い力が腕に伝わる。さすがにこの時期は笑顔までは望めない。それでも千変万化の表情に飽きることがない。
 すでに何度も抱っこしている。これからも何度も繰り返すことになる。抱っこの数だけ愛しさが募ることだろう。
[じじバカ日誌]

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