岡崎医師の公民館講座「在宅医療について」
2018-06-22


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山口公民館講座を受講した。講師はかかりつけ医で福祉ネットアドバイザーでもある山口町おかざきクリニック院長の岡崎医師である。テーマはそのものずばりの「在宅医療について」だった。会場の公民館集会室につめかけた定員を超える60人もの受講生が、山口町唯一の在宅医の「在宅医療」の話しへの関心の高さを窺わせていた。
 「在宅医療と往診の違い」「在宅医療の主な疾患」「在宅医療の多職種の担い手」「在宅医療の内容」「在宅医療のメリット&デメリット」「在宅医療と家族の理解」「在宅医療から入院という選択肢」等の在宅医療に関わる基礎的な情報を多角的に話してもらった。その後、3年に及ぶ在宅医療の経験を踏まえて幾つかの症例の紹介があった。
 以下、個人的に興味深く聴いた点を整理しておきたい。
@在宅医療で訪問できるエリアはクリニックからの直線距離が16km以内である。これは岡崎クリニックの場合、西宮市全域と神戸市北区、宝塚市、三田市がすっぽり収まる広域エリアである。
A山口地区は在宅医が少ないと言われるが神戸市北区や宝塚市の全在宅医の選択が可能で在宅医療を受けられる好環境にある。
B在宅から入院というのも有力な選択肢で決して「負け」ではない。家族介護の負担を軽減する「レスパイト入院」も活用すべき。
C家族の理解、協力こそが在宅医療の不可欠な条件。元気な時からの心がけが大切。
D今後力を入れていきたいテーマは、「強化型在宅支援診療所」と「グリーフケア(家族の悲嘆のケア)」。
[カルチャー(学ぶ)]

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