ご近所さんの高齢化と路上駐車
2019-01-02


禺画像]
我が家の並びの6軒のご近所さんの正月風景である。いつもは閑散としている前面道路に5台のマイカーが駐車している。どの家も子どもたちはとっくに成人している。故郷を出て新たな住まいで世帯を持っている子どもたちも多い。正月元旦はそんな子どもたちが家族連れでマイカー帰省する。前面道路の風景が一変する。
 この住宅街の1983年の第1期分譲で入居した。6軒の区画で最も早かったがその後相次いで入居が続いた。以来30年を超えご近所さんたちは全員高齢者となった。家族連れで子どもたちが帰省する年代とはそういう年代である。
 路上の帰省風景は過渡期の好ましい風景といえる。10年後、20年後の風景を想像した。老夫婦二人の生活や配偶者ひとりだけの生活が大半である。子どもたちが実家に戻る可能性は限りなくゼロに近い。我が家も含めてご近所さん宅の多くは居住者不在の空き家化することは避けられない。実家で親が健在であることが帰省の前提である。路上の帰省風景がなくなる日がやってくる。
[街の息吹]

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