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数日前にいつもの散歩コースの一角にある電柱の「通行止め」の掲示が目に入った。住宅街の北側の市民農園に抜ける街路に立つ電柱である。「4/19-4/21 8:30〜16:00 枯松伐採に伴う”通行止め”」の案内だった。３っ日間は散歩コースの変更もやむを得ないかと思ったものだ。
　ところがその工事期間中のど真ん中の日に何事もなくそのコースを通行した。工事前の早朝時間帯のためかと思ったが、工事中の気配は全くない。不思議に思いながら、掲示ポスターに記載されていた地図のあたりを見上げてみた。５本ばかりの樹木が幹の中ほどから伐採されていた。既に伐採工事は終えたようだ。その程度の伐採なら数時間で終わったことだろう。
　何事につけ過大な警告をしておくことで、降りかかる火の粉を避けたいという行政の思惑を感じた。