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息子が亡くなった一カ月後の命日に仏壇に遺影を飾って両親で「お勤め」をした。仏壇の過去帳には亡き父母の戒名が記されている。私が筆ペンで記したものだ。これに新たに長男の戒名が加わった。
私の宗派では仏前でお経をあげることを「お勤め」という。あげるお経も「正信偈」と「御文章」である。息子や娘の家族が揃って帰省するお盆や正月には、息子、娘も一緒にお勤めに加わっていた。その息子が今は向うに行ってしまって過去帳に記されている。
息子の二カ月後の命日がやってきた。私の横で家内も教典を手にしてカナの振られたお経をたどたどしくあげている。
毎月一回の命日の日のお勤めが我が家の新たな習慣になった。
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