独身生活とルンバ君
2013-09-01


禺画像]
今朝8時前に家内をマイカーで最寄りの鉄道駅まで送った。家内はクラス会出席のため一泊二日で広島に出かけた。彼女が泊まりがけで自宅を留守にするのは稀である。久しぶりに独身生活が訪れた。
 とはいえ、いつもながら家内の留守宅の備えは万全である。自分だけ楽しんできては悪いとでも思っているのか、留守中の亭主の三食分の食事の手配に抜かりはない。
 泊まりはなくとも家内の不在はしょっちゅうある。友人たちと買物したり、友人宅でおしゃべりしたりと夕食間際まで帰らないことはしばしばだ。「そんなにしょっちゅう〇〇さんとこに行って迷惑じゃないんか?」と聞くと、「お父さんが家にいたら呼べへんやん。留守の時は来てもらうから・・・」と返された。そういう仕掛けか。じんわりせっせと外出するよう迫られている。
 そんなわけで、家内の留守は慣れているものの、二日間まったくいないとなると、それなりにインパクトは大きい。何かしら解放感と不安感が同居する不思議な感傷がしみてくる。明日午前中に大阪での労働委員会の会議があるが、今日一日は何もない。はてさてどんな風に過ごすか。そんな物思いにふけっていたら、突然、ドタンという音に続いてガーガーとうなり声が飛び込んできた。
 リビングの隅に寝ていたお掃除ロボット・ルンバがホームベースから起き上がってパソコンデスクの私の方に向かっていた。そういえば今朝出がけに「ルンバが掃除の途中で勝手に充電しに行った」と呟いていた。フル充電を終えて、忠実にお掃除を再開したようだ。まるで遊び疲れて眠っていた子犬が起きて再び遊びだしたような錯覚に襲われた。
 家内は留守でも健気なルンバ君がいた。
[我が家]

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