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テレビ東京の「ガイアの夜明け”海の幸のパズルを解け!”」を観た。「ガイアの夜明け」はお気に入り番組のひとつである。地球(ガイア)規模で経済事象を捉え新たな日本像を模索し、低迷する経済状況からの再生(夜明け)を目指すというコンセプトの番組のようだ。今回の”海の幸のパズルを解け!”という番組も「地球温暖化」がもたらす側面を独自の視点で切り込んだ意慾的な番組だった。
番組紹介では次のように解説している。「地球温暖化が生態系に様々な変化を及ぼしている。日本でも海温が上昇し、日本各地で取れる魚に"異変"が生じている。それまで見たこともなかったような魚が水揚げされ、加工の仕方もわからず、未利用魚となってしまうことも少なくない。それらの海の幸を必要とする人々がいるのも事実だが、このマッチングは、複雑なパズルを解くように難しい。そんな中この難題に立ち向かうのが、東京・埼玉で産地と消費者を結ぶ体験型の鮮魚店”サカナバッカ”を10店舗運営する『フーディソン』だ。独自の戦略で、未利用魚を有効活用しようと奮闘するフーディソンの挑戦を追った。」
番組では、雲仙市の名産・煮干しの原料のカタクチイワシが取れなくなった。北海道では値段がつきにくいオオズワイガニが大量発生。三陸の海では、「ヤガラ」という温暖な海を好む細長い魚が次々と網にかかる。そうした魚種の変化という異変を、フーディソンはビジネスチャンスとして捉える。これらを有効活用するべく、必要な地域へ輸送したり、美味しく食べられる調理法を考案したりと、解決策を次々と提示していく。
地球温暖化という避けがたい事象を逆手に取った経済再生の手法に目を見張らされた。
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